
照屋勇賢(1973- )は、沖縄に生まれ、現在はニューヨークを拠点に活動しています。1995年は、彼にとっては個展を開催するなど、活動の最初期に当たる記憶に残る年だったと言います。身の回りの世界へのささやかな介入によって、社会の機構に対する批評的なまなざしと、卓越した造形性を併せ持つ作品を制作してきた照屋の代表的なシリーズの一つが、この〈告知-森〉と題された作品群です。世界中にあるハンバーガー店の袋の中をのぞくと、豊かな枝葉を持った一本の木がすっくと立っています。これは、作家が自らの生活圏で実際に出会った木をモデルにしていると言います。個人的な体験から出発し、紙はかつて木であったのだというシンプルな暗示を行うことから、グローバルな資本主義社会、都市と自然といった大きな問題系へと鑑賞者の意識を導いていく照屋の作品は、視点の転換によって世界を全く別の方向から眺めるための、ひとつの作法を示しているようです。
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- Notice – Forest: Madison Avenue
- 作者名
- 照屋 勇賢
- 制作年
- 2011
- 分類
- 彫刻・インスタレーションほか
- 材質・技法
- 紙袋、糊
- 寸法
- 21.5×30.5×12cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 2012
- 作品/資料番号
- 2012-00-0054-004
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/6995/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (7877)

疑惑
浜田 知明
東京都現代美術館

SEEING 84-16 BIWAKO 85
小本 章
東京都現代美術館

触 ”テーブルの上で” Ⅻ
吉田 克朗
東京都現代美術館

古代の地 (1) TARQUINIA
久野 和洋
東京都現代美術館

スプーンのジャム
上田 薫
東京都現代美術館
![作品画像:騎士と鍵と女[『わたくしのヨーロッパの印象記』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/17606.jpg)
騎士と鍵と女[『わたくしのヨーロッパの印象記』より]
浜田 知明
東京都現代美術館

Work “30-B”
吉田 克朗
東京都現代美術館

アンソニー・カロ《太陽の祝祭》1969‐70
安齊 重男
東京都現代美術館
![作品画像:[SALMON]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/20089.jpg)
[SALMON]
三木 富雄
東京都現代美術館
![作品画像:[ダムタイプ関連資料一括] Voyage チラシ](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2023/11/24929.jpg)
[ダムタイプ関連資料一括] Voyage チラシ
ダムタイプ
東京都現代美術館

1970年代美術記録写真集 「ナムジュン・パイク 1980年9月1日 ギャルリーワタリ」
安齊 重男
東京都現代美術館

[昂る戦力落ち行く敵機]
東京都現代美術館
![作品画像:[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 121/127](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/11701.jpg)
[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 121/127
斎藤 義重
東京都現代美術館

Fleurs à la mer(海辺の花)
駒井 哲郎
東京都現代美術館

橋のある風景(ARNO TEVERE)
保田 春彦
東京都現代美術館
![作品画像:2. この暗黒の帯のはずれに、小さな無数の光をちりばめた宝冠のように[『九つの夢から』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/01/19179.jpg)
2. この暗黒の帯のはずれに、小さな無数の光をちりばめた宝冠のように[『九つの夢から』より]
駒井 哲郎
東京都現代美術館