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あるく 私の生活基本形 深川 2006年8月4日~

撮影:長塚秀人

あるく 私の生活基本形 深川 2006年8月4日~ ALUKU. My domestic walking model Fukagawa 4th August, 2006-

秋山 さやか AKIYAMA Sayaka

大学で絵画を学んだ秋山さやかは、自身の歩行の軌跡を刺繍にした作品で知られる作家である。現地に滞在し、そこで過ごした日々の痕跡を、地図をベースに縫い付けてゆくというプロセスにより作品が出来上がっていく。この作品は、「MOTアニュアル2007」の際に当館の近隣に2ヶ月滞在して制作されたもの。実際には、できあがるまでにおよそ半年を有した。一見、白地にカラフルな糸やボタンが縫い付けられたドローイングのようにも見えるが、少しく眺めていると、現代と江戸期の古地図が交互に投影され、この地の歴史と、作家がここで過ごしたある一時期とがゆるやかに重なって見えてくる。地図によって示されるものは、実際は現実を抽象した、いわば一つの虚構の空間であり、そこに、作家の足跡、その過程で手に入れた物-リボンやボタン―が、それも運針というような手仕事によって縫い付けられている。布は刺繍によって引きつれ、また風によって動く一方で、投影される地図は平面を措定している。ここでは、地図というもののもつ虚構性と作家の身体のリアリティとが同居しつつ相互に牽制しあっているようだ。秋山の作品には、地図を布に直接刷ったものを支持体としている作品も多いが、映像を用いることによって、作品の含む意味の層はいっそう厚くなっているといえそうだ。

所蔵館
東京都現代美術館
作品/資料名
あるく 私の生活基本形 深川 2006年8月4日~
作者名
秋山 さやか
制作年
2006-07
分類
絵画
材質・技法
ししゅう糸、もめん糸、毛糸、リボン、帯じめ、ひも、くさり、ボタン、スパンコールなど・・・江東区で見つけたもの/ポリエステル布、プロジェクター、PC
寸法
235×235cm *インスタレーションサイズ可変
受入区分
購入
受入年度
2007
作品/資料番号
2007-00-0003-000
東京都現代美術館コレクション検索
https://mot-collection-search.jp/shiryo/4992/

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