
アルナルド・ポモドーロ(1926-)の《太陽のジャイロスコープ》は、2分割されたブロンズ製の円盤をコールテン鋼製のリングが囲む、直径約4.5m、総重量約5トンの大型の彫刻作品です。これまで美術館エントランス近くの屋外に設置されていましたが、改修工事を機に修復を施し、改めて屋内に展示されることとなりました。rn中世の天球儀から着想を得たという本作品は、太陽と地球、地球と月、朝と夕のような対比対象が、時の移ろいとともに位置関係を変化させていく様子を表現したと作家が語るとおり、かつてはブロンズ製の円盤が、それぞれ24時間かけてゆっくりと回転する機構を備えていました。rnポモドーロは1926年イタリア、ローマに生まれ、建築や舞台美術を学んだ後、本格的な造形活動を開始しました。以来、現在に至るまで、伝統的な鍛冶の手法と近代彫刻の技術を組み合わせ、ブロンズを主要な素材に様々な作品を制作しています。その躍動感あふれる印象的な作風は高く評価され、国際的な美術展等において数々の受賞歴を有しています。rn円盤に施された無数の幾何学的彫刻と深い谷のように刻まれた裂け目とが、本作品の持つ立体感や重層性をさらに強調するとともに、展示空間の光の変化とあいまって、見るたびに異なった印象を与えてくれます。
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- 太陽のジャイロスコープ
- 作者名
- アルナルド・ポモドーロ
- 制作年
- 1988
- 分類
- 彫刻・インスタレーションほか
- 材質・技法
- 鉄、ブロンズほか
- 寸法
- 300×450×450cm
- 受入区分
- 寄贈
- 受入年度
- 2003
- 作品/資料番号
- 2003-00-0012-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/4893/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (8082)

作品(53-6)
末松 正樹
東京都現代美術館
![作品画像:[斎藤義重作品写真集:ファイル 7] 18/42](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/11910.jpg)
[斎藤義重作品写真集:ファイル 7] 18/42
斎藤 義重
東京都現代美術館

バイオゴード・プロセス 1966.12.15 草月会館ホール
神田 昭夫
東京都現代美術館
![作品画像:「自動詩 ブルーミントンからの逃亡」[『新アメリカの没落』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/05/20634-755x1024.jpg)
「自動詩 ブルーミントンからの逃亡」[『新アメリカの没落』より]
ロイ・リキテンスタイン
東京都現代美術館

アンソニー・カロ《カトナ門》1986-87
安齊 重男
東京都現代美術館

白き岩
牧野 虎雄
東京都現代美術館

Work “72”
吉田 克朗
東京都現代美術館

Twelve Kegon Falls
横尾 忠則
東京都現代美術館

ドローイング(二)
浜田 浄
東京都現代美術館

Polar Bear
杉本 博司
東京都現代美術館

杖
内藤 礼
東京都現代美術館
![作品画像:[apple yard 1(表紙)]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/20107.jpg)
[apple yard 1(表紙)]
三木 富雄
東京都現代美術館

ステンドグラス B
木和村 創爾郎
東京都現代美術館

Seed Project ナツツバキ・Stewartia pseudocamellia Maxim. 2014年12月3日 東京都江東区木場公園
太田 三郎
東京都現代美術館

川口
池部 鈞
東京都現代美術館
![作品画像:道を選ぶ[『ブルー・ギター』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/15306.jpg)
道を選ぶ[『ブルー・ギター』より]
デイヴィッド・ホックニー
東京都現代美術館