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紺綸子地松竹梅鶴模様振袖

紺綸子地松竹梅鶴模様振袖 Rinzu Fabric, Navy Blue Long-sleeved Kimono designed with Pine, Bamboo and Plum

中に松、裾や袖の下の部分に竹、前面に梅の枝を散らし、松竹梅を表している。松には根がついており、「根引きの松」でもあることがわかる。
 新年の初めの子の日に、まだ小さな松を引き抜いてその強い生命力にあやかろうと願う「小松引き」という行事がある。抜いた松は持ち帰り、長寿の願いを込めて飾る。これが「根引きの松」である。「根引きの松」は、門松のルーツともいわれている。 松の間には、鶴がゆったりと飛んでいる。小さな鶴であるが、金糸、紅、萌葱(もえぎ)の刺繍を加え、色あざやかに表している。裕福な商家の若い女性の晴れ着だったのであろうか。華美ではないものの、新春らしい華やかさと清々しさにあふれている。

所蔵館
江戸東京博物館
資料名
紺綸子地松竹梅鶴模様振袖
資料番号
07200134
大分類
工芸品
小分類
染織
種別
衣服
年代
江戸後期 19世紀 
員数
1領
法量
157.0cm x 121.0cm
江戸博デジタルアーカイブズ
https://www.edohakuarchives.jp/detail-72.html

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