
中に松、裾や袖の下の部分に竹、前面に梅の枝を散らし、松竹梅を表している。松には根がついており、「根引きの松」でもあることがわかる。
新年の初めの子の日に、まだ小さな松を引き抜いてその強い生命力にあやかろうと願う「小松引き」という行事がある。抜いた松は持ち帰り、長寿の願いを込めて飾る。これが「根引きの松」である。「根引きの松」は、門松のルーツともいわれている。 松の間には、鶴がゆったりと飛んでいる。小さな鶴であるが、金糸、紅、萌葱(もえぎ)の刺繍を加え、色あざやかに表している。裕福な商家の若い女性の晴れ着だったのであろうか。華美ではないものの、新春らしい華やかさと清々しさにあふれている。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 紺綸子地松竹梅鶴模様振袖
- 資料番号
- 07200134
- 大分類
- 工芸品
- 小分類
- 染織
- 種別
- 衣服
- 年代
- 江戸後期 19世紀
- 員数
- 1領
- 法量
- 157.0cm x 121.0cm
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-72.html
江戸東京博物館のその他の収蔵品 (121609)

末広五十三次 由井
橋本貞秀/画
江戸東京博物館

辰之中村割付之事
中村名主/作成
江戸東京博物館

東京勧業博覧会写真帖
三井新次郎/編輯
江戸東京博物館

平和記念東京博覧会記念 第二会場全景
江戸東京博物館

動物絵葉書 孔雀
江戸東京博物館

ニッポンカン・ニュース No.136
足立利之助
江戸東京博物館

中村座三階図
歌川国貞(初代)/画
江戸東京博物館

週刊 東京小間物化粧品商報 第1558号
東京小間物化粧品報社/作
江戸東京博物館

銀座通りの市電(No.230)
江戸東京博物館

上着
横須賀軍需部/製
江戸東京博物館

ナウマンゾウの歯の化石(横浜市鶴見川出土)
永江維章/編輯
江戸東京博物館

帯芯
江戸東京博物館

差上申済口証文之事
上総国望陀郡谷中村百姓訴訟人 清兵衛/他4名作成
江戸東京博物館

セイロンの象の水浴(No.199)
江戸東京博物館

民俗調査写真 民俗芸能 佐渡[つぶろさし]
永江維章/編輯撮影
江戸東京博物館

内地台湾間航空郵便試行記念昭和六年
江戸東京博物館