表現主義を標榜した作者が、満州へ渡る前年に制作した作品である。下からあおるようなアングルで二人の農婦をとらえ、さらに引伸ばし印画を作る際に縦方向にデフォルマシオンさせている。少しセピア色に調色して「雑巾がけ」のレタッチによる表現には、労働する人間の生命に対する荒々しい共感が貫かれていよう。「人間の芸術」を追求した作者の熱い意志がうかがわれる。
- 所蔵館
- 東京都写真美術館
- 作品/資料名
- 収穫
- 作品名(原題)
- 収穫
- 作者名
- 淵上 白陽
- 制作年
- 1927
- 分類
- 国内写真作品
- 材質・技法
- ゼラチン・シルバー・プリント(D.O.P)
- 寸法
- 縦290×横243mm
- 作品/資料番号
- 10103902
- 東京都写真美術館 収蔵品検索
- https://collection.topmuseum.jp/Publish/detailPage/2583/