琴を抱えた少女が振り返る。それに呼応するように画面左のこま絵には金太郎が鯉をつかみむ様子が描かれる。振袖の瀧縞は滝に、帯の絞りは水しぶきに、琴袋(ことぶくろ)にあしらわれた菖蒲革(しょうぶかわ)模様は鯉の鱗(うろこ)にそれぞれ見立てられている。金太郎と鯉のモチーフは男子の立身出世を象徴する。この少女の願いは、琴の習得により自身の将来が開かれることであろうか。
『大願成就有ヶ瀧縞』とは、10枚揃いの錦絵のこと。瀧縞(たきしま)の衣装をまとう当世美人と瀧にまつわる説話等を題材にしたこま絵が描かれた。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 大願成就有ケ瀧縞 金太郎 鯉つかみ
- 資料番号
- 21200001
- 小分類
- 版画
- 種別
- 錦絵
- 作者(文書は差出人)
- 歌川国芳/画 伊場屋仙三郎/版 彫工房次郎/彫
- 年代
- 江戸時代 弘化
- 員数
- 1枚
- 法量
- 36.9 cm x 24.2 cm
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-21171.html