
1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災は、時刻が昼時、折しも関東地方では強風が吹いていたため、震災後の火災が非常に激しいものとなった。
震災当日、寄贈者の祖父は成田山詣でに出かけており、東京に残る家族とは離れ離れとなってしまう。しかし、翌日上野公園で偶然にも家族と再会出来た。鎮火後、焼失した自宅の蔵の跡から唯一発見されたのが本資料であった。
被災前、硬貨は木製の箱に入っていたようで、釘や蝶番のような金属が融解して硬貨と一体化し、そこに炭化した木片が付着している。震災による火災の激しさを、雄弁に物語る資料である。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 関東大震災で溶けた硬貨
- 資料番号
- 21000198
- 大分類
- 生活民俗
- 小分類
- 事件災害
- 種別
- 震災
- 年代
- 大正期 大正12年9月1日 1923 20世紀
- 員数
- 3点一括
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-21169.html
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