
白いテーブルに並べられた不思議な形をしたジュエリーたちは、100円ライター、プラモデルや怪獣のフィギュア、おろし金やパソコンなどから出来ている。嶺脇は日常の中の見慣れたプラスチック素材を切ったり加工を施して色鮮やかなジュエリーを制作する。ある時、ガチャポンのカプセルを切ってみると丸ではなく豆のような形になった。その意外性に興味を持った作家は、以来身の回りのプラスチックを切って制作するようになる。こうした行為は幼い頃に花を摘んで首飾りを作っていた感覚に近いのだと彼女はいう。作家の手によって加工されたモノたちは、それまでとは全く異なるジュエリーという姿となって目の前に現れる。我々はその意外さに驚きどこか違和感を抱きつつも、ジュエリーとしての美しさに魅了される。見慣れたものが身体に装着するものへと変容することにより、モノとの距離は一層親密になるのである。(A.T.)
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- mineorities
- 作者名
- 嶺脇 美貴子
- 制作年
- 1998-2007
- 分類
- 工芸
- 材質・技法
- デュポン™コーリアン®(人工大理石)、カプセル、椀、ネックビーズ、ブレスレットほか
- 寸法
- インスタレーションサイズ可変
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 2007
- 作品/資料番号
- 2007-00-0019-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/5294/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (8084)

拘束のドローイング 9:ミラー・ポジション
マシュー・バーニー
東京都現代美術館

ゲルからの移行 – 1
宮田 亮平
東京都現代美術館

擲筆峰
木和村 創爾郎
東京都現代美術館

夕月
川上 南甫
東京都現代美術館

Untitled
マコト・フジムラ
東京都現代美術館

1970年代美術記録写真集 「バリー・フラナガン 1970年5月 東京都美術館 『第10回日本国際美術展 Tokyo Biennale ’70 人間と物質』」
安齊 重男
東京都現代美術館
![作品画像:[吉田克朗関係資料一括]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2023/11/24753.jpg)
[吉田克朗関係資料一括]
吉田 克朗
東京都現代美術館

残雪
今野 忠一
東京都現代美術館

Honey-pop
吉岡 徳仁
東京都現代美術館

無題
井田 照一
東京都現代美術館

休息
池田 龍雄
東京都現代美術館
![作品画像:[斎藤義重作品写真集:ファイル 7] 30/42](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/11922.jpg)
[斎藤義重作品写真集:ファイル 7] 30/42
斎藤 義重
東京都現代美術館
![作品画像:[CAMEL]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/06/20091.jpg)
[CAMEL]
三木 富雄
東京都現代美術館

《午前9時から午前11時まで》(1964年5月31日 オノ・ヨーコ屋上)案内状
オノ・ヨーコ
東京都現代美術館

線のアンソロジーⅠ
靉嘔
東京都現代美術館

メキシコ市場の一隅
北川 民次
東京都現代美術館