ゾリオは1960年代後半に活動を開始した作家で、いわゆる〈アルテ・ポーヴェラ〉の中では若い作家である。アルテ・ポーヴェラの作品はその素材の使い方、コンセプトの提示の仕方などでよく日本の〈もの派〉の作品に比べられる。この《いす》は彼が22歳の時の作品である。父が建設業に関わっていた関係上、工事現場をみる機会の多かった作家はそこでパイプやセメントなどの素材に心をひかれ、作品に使用するようになる。この作品においてはセメントという元来は流動性のあるものが固い物質に変わったもの、ウレタンフォームという柔らかい物質、そしてそれらを支える作品の骨格をなすパイプが使用されている。ここでは柔らかいものと固いものとの対比、セメントという固く重いものとそれを支えるパイプという作品の構造がそのまま読み取れるように提示されている。また青く塗られたパイプと彩られたウレタンフォームは作品をより象徴的にかつ楽しいものにしている。(I.K.)
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- いす [Sedia]
- 作者名
- ジルベルト・ゾリオ
- 制作年
- 1966
- 分類
- 彫刻・インスタレーションほか
- 材質・技法
- 金属、セメント、ウレタンフォーム
- 寸法
- 215×126×81cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1998
- 作品/資料番号
- 1998-00-0040-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/4607/
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