
「こどもが健やかに成長しますように」。そんな願いが込められた「犬張子」とは、和紙を用い、犬の形を模した張り子で、江戸を中心に作られた玩具である。
起源は平安時代の狛犬にあるといわれる。宮中で狛犬を身の汚れや災いを取り除くお祓いの道具として用いた。室町時代には上流階級の間で張り子の「御伽犬(おとぎいぬ)」を産室に飾る風習があった。御伽犬は「犬筥(いぬはこ)」、犬張子とも呼ばれ、顔は幼児、体は犬に似せて作られた上下二つに分かれる箱型の置物。雌雄一対で、中に化粧道具や安産の守り札などを入れ、魔よけとして用いた。
そして江戸時代、江戸を中心に各地で、犬の立ち姿を模した犬張子が作られるようになった。犬はお産が軽い動物というところから、安産祈願のお守りや、子供の健やかな成長を願う宮参りなどと結びついていった。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 犬張子
- 資料番号
- 96000520
- 大分類
- 生活民俗
- 小分類
- 芸能娯楽
- 種別
- 人形玩具
- 年代
- 昭和期 20世紀
- 員数
- 1点
- 法量
- 26cm x 14.5cm x 33.3cm
- 江戸博デジタルアーカイブズ
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