
1937年(昭和12)に勃発した日中戦争の翌年、商工省は大量消費される軍需物資を充足するためあらゆる生活物資の供給制限を始めた。そこで必然的に生じる物資不足への対策として登場したのが、本来の材質とは別のもので作られた代用品である。本資料もその一つ。軍需用に使われた鉄の代りに陶製で作られた。同様の製品は、陶製のガス七輪やコンセント、さらに流通こそしなかったが敗戦間際には陶製の硬貨まで生産された。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 陶製アイロン
- 資料番号
- 91225699
- 大分類
- 生活民俗
- 小分類
- 軍事
- 種別
- 戦時生活
- 年代
- 昭和前期 20世紀
- 員数
- 1点
- 法量
- 9.5cm x 16.5cm x 11cm
- 資料群/コレクション名
- 戦時期代用品コレクション
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-7831.html
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