
江戸歌舞伎を牽引した市川鰕蔵(えびぞう 前名・5代目市川團十郎)が演じる竹村定之進を描く。1794年(寛政6年)5月に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」に取材した。 東洲斎写楽は、役者絵で一世を風靡した絵師。寛成6年5月、江戸大芝居三座に取材した大判錦絵28図を一挙に出版した後、わずか10か月間で姿を消したことで有名だ。28図は全て黒地の背景に豪奢な輝きを与える「雲母摺」(きらずり)を用いた大首絵で、本図はシリーズ中の傑作とされ、写楽作品の中でも特に評価が高い。本作品は、所蔵印から明治期の美術商・林忠正(1853~1906)が所蔵し、パリの宝石商で浮世絵コレクターとして著名なアンリ・ヴェヴェール(1854~1942)に渡ったものであることがわかる。ちなみに当館のシンボルマークは、本作品の右側の目をデザイン化している。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 市川鰕蔵の竹村定之進
- 資料番号
- 16200002
- 種別
- 錦絵
- 作者(文書は差出人)
- 東洲斎写楽/画
- 発行所(文書は宛先)
- 蔦屋重三郎/版
- 年代
- 江戸後期 寛政6年 1794 18世紀
- 員数
- 1枚
- 法量
- 37.5cm x 24.7cm
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-1019.html
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