
彫刻を専攻した後、80年代後半から写真に転向した佐藤時啓(1957-)は、光と空間、時間をテーマに空間構成の制作に取り組み、ペンライトと鏡を使い、長時間露光によってフィルムに光と作家自身の動きの軌跡を定着する独特な作品、〈光―呼吸〉で注目される。ピンホール・カメラを使った〈Gleaning Lights〉やカメラ・オブスクラを使った〈Wandering Camera〉など、実験的な視覚によるシリーズを同時並行で展開。
- 所蔵館
- 東京都写真美術館
- シリーズ名
- Breath-graph
- 作品/資料名
- CC # 35
- 作者名
- 佐藤 時啓
- 制作年
- 1992
- 分類
- 国内写真作品
- 材質・技法
- 銀色素漂白方式印画
- 寸法
- 縦940×横1180mm
- 作品/資料番号
- 10101146
- 東京都写真美術館 収蔵品検索
- https://collection.topmuseum.jp/Publish/detailPage/50982
作者について
佐藤時啓 / SATŌ Tokihiro
from Art Platform Japan: https://artplatform.go.jp/resources/collections/artists/A1427
- 生年月日
- 1957/9/13
- 生地
- 山形県酒田市
- 活動領域
- 写真
- 性別
- 男性
Wikipedia
佐藤 時啓(さとう ときひろ、1957年9月13日 - )日本の美術家、写真家。東京藝術大学美術学部教授。彫刻家を経て写真に転向し、〈光ー呼吸〉と題された長時間露光の写真作品及び〈Gleaning Light〉と題されたピンホール写真作品を制作する。また最近では写真装置の仕組みをもちいたプロジェクトなどで知られる。〈光ー呼吸シリーズ〉は大型カメラによって風景を長時間露光撮影する。露光中にペンライトや手鏡を用い、被写体となった風景の中で自らカメラに向けて発光させた光は、自身の移動した痕跡となる。しかし長い露光の結果画面上に自身の姿は写らない。このことにより四角に切り取られた光景の中に移動やその時間という概念が取り込まれ、またその連続により画面上に現れた光と、消え去った主体(不在)によって普遍的な「存在」について言及しようとする。
Identifiers
- APJ ID
- A1427
- VIAF ID
- 116728437
- AKL ID
- 18ccb364-1464-4dc0-9c93-171ea81f7ed6
- NDL ID
- 00656255
- Wikidata ID
- Q6352389
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