
赤と黒という強い色彩だけで構成された画面。中央の赤の矩形は、アクリルで均一に塗りこめられ、その両側にある帯状の部分―黒い油絵具の物質性と鋭く対立する。画面を構成する各パートが、それぞれに存在感を主張し、隣り合う部分と拮抗する。日本画家として出発した堂本は、弱冠20歳で日展入選、その後フランスに渡ってからもアンフォルメルの作家として評価され、画家として順風満帆の途にあったが、1960年にーつの壁にぶつかった。数年の空白期をへて発表したこの「連続の溶解(原題は Solution de continuites)のシリーズ」には、堂本が絵画に対する深い問いの中で、模索する跡がうかがえる。すなわち、絵画空間を描き換えること、具体的には地と図の相互関係を組み替える試みだった。画面に現れた赤の矩形は、描き出されたものではなく、黒によって塗り残された部分。1964年のヴェネツィア・ビエンナーレでこのシリーズは、アーサー・レイワ賞を受賞する。(C.M.)
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- 連続の溶解 Solutions des continuités
- 作者名
- 堂本 尚郎
- 制作年
- 1966
- 分類
- 絵画
- 材質・技法
- 油彩、アクリル/カンヴァス
- 寸法
- 162.6×124.2cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1991
- 作品/資料番号
- 1991-00-0008-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/3847/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (8084)
![作品画像:[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 41/127](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/11620.jpg)
[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 41/127
斎藤 義重
東京都現代美術館
![作品画像:マンゴ[『ミックスト・フルーツ』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/06/18229.jpg)
マンゴ[『ミックスト・フルーツ』より]
池田 満寿夫
東京都現代美術館

欅
村山 槐多
東京都現代美術館

WHY NOT? / CRESCENT
矢萩 喜從郎
東京都現代美術館

実際には:盲目の意志 Ⅵ
荒川 修作
東京都現代美術館

Note – two square, eyesight / 視野
池田 良二
東京都現代美術館

《UNDER THE SECRET》より
青木 陵子
東京都現代美術館

赤白の飛丸
オノサト トシノブ
東京都現代美術館

bacteria sign #1
鈴木ヒラク
東京都現代美術館

1970年代美術記録写真集 「李禹煥 1971年1月11日 ピナール画廊」
安齊 重男
東京都現代美術館

個展案内状
駒井 哲郎
東京都現代美術館

WHY NOT? 111S/スツール
矢萩 喜從郎
東京都現代美術館

奥付[『雨月物語』より]
小林 ドンゲ
東京都現代美術館

Cut off plan (The stone)
吉田 克朗
東京都現代美術館

『人それを呼んで反歌という』表紙
駒井 哲郎
東京都現代美術館
![作品画像:[1945.1.13]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/19400-1024x788.jpg)
[1945.1.13]
末松 正樹
東京都現代美術館