
開国とともに欧米から新しい灯火具として石油ランプが輸入された。輸入ランプは高価で入手しにくいものであったが、壊れやすいガラス製のほやや油壷の製造から次第に国産化が進み、やがて明治を代表する灯火具になった。輸入された当初のランプは、欧米のテーブルを用いる生活様式に合わせた卓上型の背の低いものだったが、座敷を中心とした日本の生活に合わせるため、高い台を取り付け、座敷に直接置くことのできるランプが作られるようになった。また、明るさを増すため芯の工夫も行われた。主に使われたのは、平らなベルト状の平芯だったが、燃焼部の面積を大きくすることで明るさを増した筒状の巻芯も使われるようになった。しかし、巻芯は石油の消費量が多く、主に来客時など特別な場面で使われることが多かった。
- 所蔵館
- 江戸東京博物館
- 資料名
- 座敷ランプ
- 資料番号
- 90363066
- 大分類
- 生活民俗
- 小分類
- 衣食住
- 種別
- 灯火照明具
- 年代
- 明治期 19世紀
- 員数
- 1点
- 法量
- 18.4cm x 18.4cm x 77.2cm
- 資料群/コレクション名
- 赤木清士コレクション
- 江戸博デジタルアーカイブズ
- https://www.edohakuarchives.jp/detail-17667.html
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