撮影地は京都の比叡山である。伝統的な山水画の構図をストレートな写真でなぞるように表現した作品である。霧が漂う幽玄な杉木立の中に蓑笠をつけた男にポーズをつけて立たせ、長焦点レンズを使って撮影している。さらに絞りを開けることによって、東洋的な遠近法を疑似的に再現している。西欧とは異なった「絵画的効果」を標榜する日本の初期ピクトリアリズムを代表する傑作である。
- 所蔵館
- 東京都写真美術館
- 作品/資料名
- (蓑笠の男、比叡山)
- 作品名(原題)
- (蓑笠の男、比叡山)
- 作者名
- 黒川 翠山
- 制作年
- 1906
- 分類
- 国内写真作品
- 材質・技法
- ゼラチン・シルバー・プリント(D.O.P)
- 作品/資料番号
- 10101803
- 東京都写真美術館 収蔵品検索
- https://collection.topmuseum.jp/Publish/detailPage/43511/