豊嶋康子(1967-)は、社会において人の思考や認識、行為を成立させている枠組みや仕組み、ルールといったものを、きわめて意識的に問い続けている作家です。人が内面化している様々な仕組みに対して、その中に入り込み、自身の表現としていわば作り直すことで、翻ってその構造全体を可視化する仕事を重ねてきました。
《殺菌》は、展示ケースの内側に殺菌灯と色見本が置かれた作品です。殺菌灯が発する紫外線によって、本来守られるべき色見本の色彩が徐々に退色しきます。外界から作品を守るため展示ケースに貼られた紫外線カットフィルムの役割は、ここでは、外界/鑑賞者を守ることへと反転しています。豊嶋の作品では既知であるはずのものが馴染みのないものとして現れ、私たちの立つ空間、その枠組み自体へ見る者の意識を差し向けます。
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- 殺菌
- 作者名
- 豊嶋 康子
- 制作年
- 2006
- 分類
- 彫刻・インスタレーションほか
- 材質・技法
- 殺菌灯、蛍光灯器具、色カード、美術館の展示ケース、指示書
- 寸法
- インスタレーションサイズ可変
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 2015
- 作品/資料番号
- 2015-00-0013-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/8067/
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