1960年代初頭に漫画のひとコマを油絵に拡大して描いた作品を発表してポップ・アートの代表的な作家となったリキテンスタインは、1963年から65年にかけて本作品のように少女の顔をクローズアップした一連の作品を制作している。彼女たちは漫画やテレビドラマの典型的なヒロインであり、当時の一般大衆に期待されていた女性を演じ、虚構のロマンスの中で涙を流したり驚いたりしている。大画面に拡大されたその表情は、漫画やドラマの通俗的なプロットやステレオタイプ化した感情表現を強烈に提示する。画家の意図は、単に大衆的な図像を純粋芸術に高めて芸術のあり方を問うというものではなく、熟考された緊密な構成のうちに三原色のみを用いていかに明快で質の高い画面を作り上げるかという点にあった。長らく作者自身が愛蔵していた本作品は、時代の求めた可憐な少女のイメージが、作者のこうした造形的な追求と見事に調和した傑作といえよう。 (K.M.)
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- ヘア・リボンの少女
- 作者名
- ロイ・リキテンスタイン
- 制作年
- 1965
- 分類
- 絵画
- 材質・技法
- 油彩、マグナ/カンヴァス
- 寸法
- 121.9×121.9cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1994
- 作品/資料番号
- 1994-00-0001-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/4035/
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