
「人間と物質」展、「現代美術の一断面」展等で華々しいデビューを飾った時、小清水漸はまだ20歳代半ばであった。当時の作者は、鉄、木、石、紙などの素材にあまり手を加えず直接的に提示する若手作家たちのグループ、いわゆる〈もの派〉の一人とみなされていた。しかしその後の仕事の展開を見ていると、作品の端々に具象的なイメージが認められ、また、作品の表面は意外に慎重に処理されていることが多い。この《Relief ’80-8》も、それぞれ9枚の木の板を接ぎ合わせて円形と線状の彫りを入れただけの単純な一対に見えるが、丁寧な細工によって、左側は平面と曲面の対比、右側は直線と曲線の対比を鮮明に浮かびあがらせている。おそらくこの作品のイメージの源泉は大地と水であろう。水溜まりと水の流れを連想させるようなこの2枚のレリーフは、木という素材と相まって、抽象化された枯山水のような日本的な情緒を醸しだしているのである。(M.S.)
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- Relief ’80-8
- 作者名
- 小清水 漸
- 制作年
- 1980
- 分類
- 彫刻・インスタレーションほか
- 材質・技法
- 木(桂)
- 寸法
- 2点組:各162.5×97×6.5cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1981
- 作品/資料番号
- 1975-00-4056-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/1295/
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