
サント=ヴィクトワール山麓 2人の子どものいるプロヴァンス地方の風景 Provencal paysage with two children on foot of montain Sainte-Victoire
アンリ・ラパン Henri Rapin
サント・ヴィクトワール山と思われる山の麓のプロヴァンスの街を背景に、二人の子供が果物を手に取り戯れている。その画面上部を縁取りするようにアーチ状に木の葉が描きこまれている。自然の描写は極度に簡略化されており、構図手前を大きく占める暖色系と、背景を中心に用いられている寒色系の色彩のコントラストは1920年代初頭のラパンの絵画によく見られる特徴である。もっとも暖色系の色彩はアール・デコ初期の絵画に多くみられた。
主題や構図ともに、1920年頃頻繁に手がけた子どもを描いた絵画や、1923年頃に描いた《パーゴラ》(個人蔵)と多くの共通点があるため、この頃の作品と考えられる。ラパンの絵画には、建築と庭園のある風景を多く手がけたギュスターヴ・ジョルム(1873-1959)やナビ派との類似点も指摘されている。
- 所蔵館
- 東京都庭園美術館
- 作品/資料名
- サント=ヴィクトワール山麓 2人の子どものいるプロヴァンス地方の風景
- 作者名
- アンリ・ラパン
- 制作年
- 1920-30年代
- 分類
- Ⅱ-装飾パネル
- 材質・技法
- カンヴァス、油彩
- 寸法
- 100×60㎝
- 数量
- 1
- 作品/資料番号
- 2014-1226-01
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