《家》は、月刊誌「潮」の1972年1月号から、1975年12月号まで連載されたシリーズである。撮影は北海道苫小牧から、沖縄県竹富島におよぶ。撮影対象は、赤坂迎賓館や市ヶ谷の大本営跡のような歴史的な建造物も含まれるが、農村地域の住居から、北九州の筑豊炭鉱の廃墟、あるいは東京のアパートや京都の茶屋までと幅広く、篠山は、建築の造形や構造だけに着目することなく、住む人々の痕跡を印象的に浮かび上がらせた。篠山はこの作品で、1976年のヴェネチア・ビエンナーレ日本館の代表作家に選ばれている。1975年10月には、大判写真集『家』(英題 Meaning of House)としてまとめられ、同書には、建築と写真の分野に長く関わった批評家多木浩二によるテキストが所収された。多木は、後に同テキストを改訂して『生きられた家』と題して刊行している。
- 所蔵館
- 東京都写真美術館
- シリーズ名
- 家
- 作品/資料名
- 作者名
- 篠山 紀信
- 制作年
- 1975
- 分類
- 国内写真作品
- 材質・技法
- 銀色素漂白方式印画
- 寸法
- 縦238×横306mm
- 作品/資料番号
- 10019023
- 東京都写真美術館 収蔵品検索
- https://collection.topmuseum.jp/Publish/detailPage/23369/