岡本信治郎(1933-2020)は、1960年代初頭から、カンヴァスにアクリル絵具で描くスタイルを貫いている画家です。細い線で輪郭をとり、明るい色彩でむらなく塗る手法を用いて、東京の下町育ちの少年期の記憶から神話や宗教・戦争まで幅広い主題を描いています。岡本は、イメージと言葉に溢れた饒舌な画面が、「見る絵画」、「読む絵画」さらに「笑う絵画」として機能することを求めてきました。
《ころがるさくら・東京大空襲》は、1945年3月10日の大空襲を原風景にもつ画家が、70代の挑戦として取り組んだパノラマです。左に上野地下鉄ストア、中央に九段坂、右に浅草松屋デパートと軍艦大和を配し、それが焦土と化す世界、さらに未来空間の黙示録的世界を描いています。岡本は、神話も歴史も通俗的要素も個人的な記憶も、すべてクールな思考と手さばきで対象化して等価に扱い、言葉とともに過剰に絵画空間を満たすことで、多様な見方・読み取り方を促す批評性に富んだ絵画を創出しました。
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- ころがるさくら・東京大空襲
- 作者名
- 岡本 信治郎
- 制作年
- 2006
- 分類
- 絵画
- 材質・技法
- アクリル/カンヴァスほか
- 寸法
- 絵画:194.0×130.3cm(16点)、130.3×130.3cm(1点)
- 受入区分
- 寄贈
- 受入年度
- 2016
- 作品/資料番号
- 2016-00-0030-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/8608/
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