
1950年代初頭パリに渡った菅井はアンフォルメルの嵐を経て、63年には明快な形態と限定された色彩による独自のスタイルを確立する。作品は〇△□という単純な幾何学的形態に還元されながら、《太陽の森》という詩的なイマジネーションを誘う題名によって、緑色の円形部分に植物、その右の明るい色の部分に光のイメージを膨らませることが許されよう。rn翌年の東京国立近代美術館の壁画制作を契機として、画面の大型化、 社会との接点を求める標識のような記号性は一層押し進められる。やがて陰影を伴った有機的な膨らみは消え、画面構成はストライプを多用する、より軽快な形態の組み合わせになるが、詩的な題名は変わることがなかった。菅井の本質はこの詩的な記号性にある。(N.S.)rn
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- 太陽の森
- 作者名
- 菅井 汲
- 制作年
- 1967
- 分類
- 絵画
- 材質・技法
- 油彩/カンヴァス
- 寸法
- 181.8×227.3cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1982
- 作品/資料番号
- 1975-00-0254-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/266/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (8082)

浮遊する二人
小林 ドンゲ
東京都現代美術館

ふしぎなぼだいじゅ
菅野 陽
東京都現代美術館

私の夢
小林 ドンゲ
東京都現代美術館

スーパーサーカス
馬場 梼男
東京都現代美術館

烽火台を再燃する:外星人のためのプロジェクト No. 8
蔡 國強
東京都現代美術館
![作品画像:撮影中[『ロケーション・アンド・シーン』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/06/18203.jpg)
撮影中[『ロケーション・アンド・シーン』より]
池田 満寿夫
東京都現代美術館
![作品画像:[吉田克朗関係資料一括]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2023/11/24771.jpg)
[吉田克朗関係資料一括]
吉田 克朗
東京都現代美術館

eyewitness
大辻 清司
東京都現代美術館

見えない壁
浜田 知明
東京都現代美術館

水槽(小魚とひとで)
木和村 創爾郎
東京都現代美術館

八重子像
椿 貞雄
東京都現代美術館
![作品画像:三姉妹[『浪曼』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/06/16652.jpg)
三姉妹[『浪曼』より]
永瀬 義郎
東京都現代美術館
![作品画像:愛宕山[『東京風景』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/06/18128-656x1024.jpg)
愛宕山[『東京風景』より]
織田 一磨
東京都現代美術館

触 ”テーブルの上で” Ⅸ
吉田 克朗
東京都現代美術館

三匹の魚 B
駒井 哲郎
東京都現代美術館
![作品画像:「黄金の秋 ニューイングランドの晩秋」[『新アメリカの没落』より]](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2025/05/20636-1024x797.jpg)
「黄金の秋 ニューイングランドの晩秋」[『新アメリカの没落』より]
ロイ・リキテンスタイン
東京都現代美術館