
東京オリンピック開催の年、アメリカ現代美術の巨匠ラウシェンバーグが来日した。当時32歳の篠原有司男は公開質問会に駆けつけ、自作のハリボテ人形《マルセル・デュシャン像》を堂々と舞台に登場させた。その後、この人形はドブ川に流されてしまったというが、そのイメージは、「青写真」とも言うべき本作品が見事に伝えている。左手にはダダの元祖デュシャンの肖像、右手にはアメリカの消費文化の象徴ともいうべきコカ・コーラ。巨大な身体は全長約2メートルもあり、頭部はモーターで回転する仕掛けらしい。
篠原は、既成の芸術に反旗を翻し常に新しい表現を追求した前衛グループの主要メンバーであり、頭をモヒカン刈りにしてマスコミに登場するといった奇抜な行動で世間を騒がせる新しいタイプの芸術家であった。この像は、変化し続けることを信条としていたデュシャンに対する篠原の熱きオマージュであると同時に、日本のヒーローから世界の巨匠ラウシェンバーグに対する挑戦状でもあったのである。
- 所蔵館
- 東京都現代美術館
- 作品/資料名
- 思考するマルセル・デュシャン
- 作者名
- 篠原 有司男
- 制作年
- 1965
- 分類
- 絵画
- 材質・技法
- 油彩/カンヴァス
- 寸法
- 160×120cm
- 受入区分
- 購入
- 受入年度
- 1983
- 作品/資料番号
- 1975-00-0234-000
- 東京都現代美術館コレクション検索
- https://mot-collection-search.jp/shiryo/246/
東京都現代美術館のその他の収蔵品 (8084)

工場(川面)
藤牧 義夫
東京都現代美術館

1970年代美術記録写真集 「高松次郎 1971年4月7日 ピナール画廊」
安齊 重男
東京都現代美術館

レモンのラビリンス
中原 實
東京都現代美術館

黒椅子の少女
鬼頭 鍋三郎
東京都現代美術館

飛鳥
高間 惣七
東京都現代美術館

《柔かに、還元 Ⅱ》のための作業譜断片(C-5)
中西 夏之
東京都現代美術館

Untitled
若林 砂絵子
東京都現代美術館

NNW (k)
一原 有徳
東京都現代美術館

Seed Project フレンチ マリーゴールド・Tagestes Patula L. 2015年1月3日 岡山県津山市一宮
太田 三郎
東京都現代美術館

やもり
浜田 知明
東京都現代美術館

狂った男
浜田 知明
東京都現代美術館

無題
井田 照一
東京都現代美術館

フェスティヴァル N.P.
菅井 汲
東京都現代美術館

天竜峡
木和村 創爾郎
東京都現代美術館
![作品画像:[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 21/127](https://museumcollection.tokyo/wp-content/uploads/2022/08/11599.jpg)
[斎藤義重作品写真集:ファイル 1] 21/127
斎藤 義重
東京都現代美術館

八達嶺燉台
向井 潤吉
東京都現代美術館